第一部 「聖魔妖撃 編」 1〜2巻
1983年に主人公「藤井八雲」の父、藤井一教授がチベットで調査中、
消息を絶ってから4年後、八雲のもとに一人の少女が現れた。
彼女は藤井教授の遺骨と手紙を持っており
父の書き残した手紙によれば彼女は不老不死の術を使うという、
伝説の「三只眼吽迦羅(Sanziyan-Unkara)」の生き残りで、
人間になる方法を探しているということだった。
最初は信じなかった八雲だったが「タクヒ」に襲われ死ぬ間際に経たされた際に、
彼女の「術」により救われた。
額に「无(u_)」の痣が出来、後に香港で「不死人」になったこと、父の残した言葉を
自らの体で確認した八雲は以後、パイ(三只眼)と共に行動する事になる
「人間になる」方法を求め香港では「妖撃社」の李鈴鈴達から、人間になる方法は
「ニンゲンの像」を使用する情報を手に入れ巻き込まれた事件先で「ニンゲンの像」
にであうものの事件解決と共に像は姿を消してしまう
手がかりが消え、一旦東京に戻った八雲
日々の生活に戻ろうとするものの学校・仲間達を「三只眼」を巡る戦いに巻き込んでしまう。
「必ず人間になって戻ってくる」
再び香港に戻った八雲たち
そこで「鬼眼王(Kaiyanwan)」という闇の王を妖怪たちが復活させようとしている
事を知り、パイは衝撃を受ける
「鬼眼王」・・三只眼一族を滅ぼした者であった彼が人間界を含めた地上世界で
君臨しようとしているのを阻止するため
パイは単身でベナレス(鬼眼王の无)の元へ単身乗り込む
パイは戻ってこなかった
パイの消息を求め八雲は旅に出た
第ニ部 「聖魔伝説 編」 3〜5巻
それから4年後の東京・・・・
普通の女子高生、「綾小路パイ」の周辺に怪しい人影が出始める
その雰囲気に危険の感触を受けつつも、いつも通り原宿の街で
友達とじゃれ会いながら遊んでいると不思議な少年に出会う
ホームレスの格好で、彼もまたこちらを見ている、そして
いきなり抱きつかれるが、彼が何物かわからない綾小路は
その場から逃げ出す。
その後、頻発する会事件を経て、彼女自身が「三只眼」である事に気付いて行く
八雲が「无」である事、自分自身の中にもう一つの人格があること……
八雲と共に「失われた記憶」を求めチベットに旅立つ
チベットにて呪鬼(Choukai)一味との格闘、寺院の僧侶達とのやり取りを経て
八雲にだんだん愛していくようになるパイ
そして、聖地にたどり着いたパイはつらい現実と直面する
「自分は「パイ」ではなく「化蛇(Howansyou)」であり、ベナレスを倒す為には
化け蛇の姿を「八雲」の前にさらさねばならないこと」
ベナレスと戦いボロボロになる八雲を目にし、彼を守るため三只眼の力を開放し
彼女は蛇の姿へと戻っていった
第三部 「聖魔世紀 編」 6〜11巻
東京で調理学校に通いながらパイとの新生活を夢見る八雲
妖怪退治からは足を洗ったと思っていた
ベナレスと戦った際に鬼眼王も死んだ以上のんびり「人間になる方法」
を探していれば良いと考えていた
約束通りにパイが戻ってきたもののすぐに「大歳(Taiei)」が
引き起こす事件に巻き込まれる
調理学校の友人達も巻き込み、やはり普通の生活は出来ないと感じ
日本をあとにする八雲たち
そして香港に向かうが途中で憑魔一族に襲われる
憑魔との戦いのさなか王子ガルガから情報を得る
「おまえ達だけでは出来ない」
ガルガを倒し、三只眼はばらばらに飛び散った「聖魔石」を探すため
憑魔一族を従え、破片探しに乗り出した
秘術商人ハーンと再会した八雲は、前回の「誤解」のため騒動に巻き込まれつつも
「光牙(Koanya)」と「走鱗(Twourin)」と契約、更に強くなる
その後世界中に飛散した聖魔石を探していた憑魔よりエジプトで見つかったとの
連絡が入る。聖魔石に「残存思念の法」をかけ、人間になる方法を探そうとしたが
鬼眼王(シヴァ)の思念にパイが取りこまれる
救い出すためにハーンと八雲はパイの精神世界(300年前の聖地)へ飛び込んだ
300年前の聖地で八雲は全てを知った
シヴァが鬼眼王になった経緯
パイの別名「パールバティ」が鬼眼王に精力を注ぐための特別な存在である事
三只眼が3人いなければ「人化の術」は発動できない事
精神世界から戻ってきてほど無く三只眼は口車に乗せられる
裏で糸を引いていたのはほかならぬ「黄(Howan)」さんだった
彼女の死、そして最後にベナレスと出会う・鬼眼王が生きている事を知った
第四部 「聖魔創世 編」 12巻〜続刊
化蛇としての記憶を取り戻した綾小路葉子、彼女は八雲にイギリスへ行く事を進める
イギリスにはベナレスを唯一封印した魔道士マドゥライがいる
彼からベナレスに勝てる術を習得するために…
なんとかマドゥライに出会った八雲とパイは試練を与えられる
数々の困難な試練を抜け、ベナレスが弱体化していることを知り
八雲達はベナレスの本拠地へ乗りこむ
ガルガの攻撃でマドゥライは記憶していた術を八雲に託し死去
八雲はなんとかベナレスに「魔現封神」をかける
しかし戦場は「月」、月の微弱な大地の精では封印する事は出来なかった
最大のピンチにたたされ半ばやけくそではなった獣魔「哭蛹(Ku_yon)」
しかし、実は世界最強のゴク潰し、これによりその場を救われた
そして鬼眼王の寿命もあと少しという時になり、ベナレスも弱体化していった
八雲達は「鬼眼王の自滅」を待っていたが東京で人質を取られ
3人目の三只眼吽迦羅を「亜空間」に探す事となった
亜空間を漂い、たどり着いた球城アマラ
封印された「ラートリー」を救出、「ウシャス」と出会う
ウシャスこそ3人目の三只眼吽迦羅だった
そして実はラートリーはウシャスの複製、4人目の三只眼であり
ウシャスの无は球城アマラそのものであった
ウシャス達の力を借り鬼眼王を倒そうとする八雲であったが
ベナレスもそれを見越しており、八雲を亜空間に取り残そうとする
しかし、アマラの思念と融合した八雲は亜空間より脱出する。
そして、パイを救出するため岩城島に乗り込む
しかし、パイを助けようとしたそのときウシャスに妨害される
彼女は人化の法で自分自身が鬼眼王になり息子「シヴァ」を救おうとしていた
が、復活した鬼眼王に操られるウシャスとパイ、しかし、土壇場でパイの身代わりに
ラートリーが飛び込んだ
複製が混じった人化の法は不完全のため、鬼眼王も不完全な状態で復活した
そして鬼眼王の間のては人間界に向かっていた
人々が次々と変容する
ついには夏子・真光寺ママも・・・
|